雨の日でも、寒い日でも、どんなときでも室内で身体を動かす遊びとなるジャングルジム。
ハイハイ時期~アクティブに動きたい幼児期までイチオシのアイテムです。
最近の室内ジャングルジムには、すべり台、ブランコ、鉄棒、知育玩具などプラスアルファ要素も多く人気ですよね。
種類が多くて迷う人も多いのではないでしょうか?
この記事では、実際の療育現場で室内遊具のアドバイスも行っている子どもの育ちの専門家が、お子さんの成長にプラスとなるおすすめ室内ジャングルジムを5種類、厳選してまとめています!
運営者は作業療法士として発達に関わる仕事をしています♪
- ジャングルジムの効果は?
- ジャングルジムを選ぶときのポイントは?
- ジャングルジムのおすすめは?
こんな「?」をすっきりさせましょう!
ジャングルジムで育つ力
ジャングルジムは運動機能面のみならず、遊び方によってはコミュニケーション機能や情緒面にも良い成長を促します。
ここでは簡単にポイントをお伝えします!
子ども自身の「動きたい!」を満たせる
子どもは心身ともに成長していくとき、「動きたい!」という内的な欲求が起こることが多々あります。これには個人差があり、バリバリ動きたいタイプの子、ゆっくり静かな遊びを好む子、とそのお子さんによって内的な欲求の程度は異なります。
どのような程度であっても、その「動きたい!」を十分に満たすような遊びを繰り返すことがとても大切。
満足感が得られることで情緒的に安定し、身体機能も成長していくことに繋がります。
基礎的な運動機能を伸ばせる
ジャングルジムでは全身を使ったダイナミックな運動を経験することになるため、「筋力」「手や足を協調的に動かす力」「バランスを取る力」「柔軟性」といった基礎的な運動機能を伸ばすことが期待できます。
コミュニケーションの力を伸ばせる
ダイナミックに遊ぶだけではない可能性を秘めているジャングルジム。
例えば次のような遊び方はコミュニケーションの力を伸ばすことに繋がります。
・赤ちゃん時期に、ジャングルジムにタオルをかけていないいないばぁ遊びをする。
・幼児期に、ジャングルジム越しにお店屋さんごっこをする。
詳しくは↓の関連記事をご覧ください☆
心の基盤も強くなっていく
・上までのぼれたよ!
・くぐりぬけられた!
・またいで入れたの!
・1人で降りたの!
など、お子さん自身が実感しやすい形で「できた!」を積み重ねることができるジャングルジム。
このような達成感の繰り返しが自己肯定感を育み、自信を育て、次への挑戦へのステップとなります。
生涯続いていく大切な心の基盤の強さに繋がります。
ジャングルジムで育つ力、幅広いですよね!
室内ジャングルジムを選ぶポイントを解説!
たくさんの種類が販売されている室内ジャングルジム。
どのようなポイントで選ぶと良いのでしょうか。順番にみていきましょう!
サイズ
組み立ててみると意外と大きい印象を受けるジャングルジム。
どの程度のスペースを必要とするのかチェックしましょう!
すべり台や鉄棒、ブランコなどのプラスアルファが付属しているタイプのときには、そのスペースも要チェックです!
段数が少ないタイプでも意外と面積が必要です
折りたたみ可能か。軽さはどうか。
種類によっては折りたたみができるジャングルジムもあります。
来客時には折りたためるタイプが良いのか、折りたためなくても移動させるだけで大丈夫なのか、具体的な場面をイメージしてみましょう。
また、重さ(商品重量)も大切なポイントとなります。
ジャングルジムの下を掃除したいときに片手で簡単に移動できるととてもラクです!
重量の記載が無いジャングルジムの場合は素材に注目してみましょう。
素材による特徴は次のようになります。
・紙やプラスチックのみだと軽め
・鉄棒やブランコで金属が使われていると重くなりやすい
・知育玩具の付属品が多くても重くなりがち
わが家のジャングルジムは毎日ヘビーに遊ばれているのでこまめな掃除が必要。軽いのは助かります。
付属品とその質
付属品内容と質のチェックポイントをまとめました!
付属品内容 | チェックポイント |
すべり台 | ・長さ:短めタイプが多く売られています。 長いものを希望するときには「ロングタイプ」で選びましょう。 ・高さ:ジャングルジムの何段目にすべり台を取り付けるタイプかチェックしましょう。 設置する高さを変更できるものもあります。 ・取り外し可能かどうかも要チェックです。 |
鉄棒 | ・高さ:お子さんの身長によっては高すぎるor低すぎるがあるかもしれません。 ・素材:金属製、紙製、プラスチック製など。 |
ブランコ | 取り外し可能かチェックしましょう! ブランコはどうしても低めになりがちで長期間は使えないことが多いです。 そのため、取り外し可能タイプだとブランコを使わなくなっても有効活用できます。 |
知育玩具 | 指先遊びやボール転がし、玉入れなどのプラスアルファが付属しているタイプもあります。 対象月齢や内容を確認しましょう。 |
(おまけ)キャラクターや色合い
大好きなキャラクターやお部屋の雰囲気に合う色合いなど、こだわりたいポイントがあるご家庭は要チェックですね!
いよいよ発表!専門家が推す室内ジャングルジム5選!
厳選5種類を発表します!
ピープル│白いわんぱくジム
運営者のイチオシです!なんとリピートしています。
第1子が生後8ヶ月のときに1回目の購入。
ぼろぼろになるまで使いこみ、第3子が4ヵ月になったときに新品を買いなおしました。
・好きな場所に取り付けられるロングすべり台
・成長に合わせて組み替えることが可能で最大4段ジムになる
・大きさと比して軽くて動かしやすく掃除が簡単
・対象年齢が6歳までと長く使える
対象年齢:8ヶ月~6歳
制限体重:25キロ
野中製作所│プレミアム おりたたみロングスロープ キッズパーク
多機能型でお探しのご家庭におすすめです。
あれこれ遊具を買わなくても、これひとつで幅広く運動遊びができます。
・2つの角度で付け替え可能なロングすべり台
・3段ジムタイプ
・ブランコを取り外すと鉄棒になる
・鉄棒の高さは約82cmと約90cmで調整可能
・折りたたみ可能
・色合いは「プレミアム」だとシンプルなカラーです。プレミアムではないほうはカラフルでした!
対象年齢:2歳~5歳
制限体重:20キロ
野中製作所│おりたたみわんぱくスライダージム(平均台・バスケットゴール付き)
あまり高くないタイプがほしいけど、月齢に合わせて変形させたい。
そのようなご家庭におすすめです!
・好きな場所に取り付けられるロングすべり台
・成長に合わせて組み替えることが可能で最大3段ジムになる
・平均台やバスケットゴールでプラスアルファの運動遊びが可能
・折りたたみ可能
対象年齢:8ヶ月~5歳
制限体重:20キロ
ピープル│ベビーザらス限定 指先から全身まで知育アスレチック
赤ちゃん時期の知育要素を充実させたい。
そのようなご家庭におすすめです!
・好きな場所に取り付けられるロングすべり台
・成長に合わせて組み替えることが可能で最大3段ジムになる
・軽くて動かしやすく掃除が簡単
・知育パーツが充実(運動&知育遊びで40種類!)
・対象年齢が6歳までと長く使える
対象年齢:6ヶ月~6歳
制限体重:25キロ
野中製作所│かんたんおりたたみ2段ジム ロングスロープ
2段でシンプルなタイプを探しているご家庭におすすめです!
・2つの角度で付け替え可能なロングすべり台
・すべり台の手前には手すりがついているので滑る姿勢がとりやすい
・ぐらつき防止のスタンドがついている
・折りたたみ可能
対象年齢:2歳~5歳
制限体重:20キロ
ジャングルジムで楽しくこころとからだの成長を♪
いかがでしょうか?
実はおすすめした全てのジャングルジムに共通ポイントがあるんです!
それは「ロングすべり台」であること。
すべり台が長いと赤ちゃん時期からよじ登り遊びができるので体幹や脚、肩周り、腕/手など運動機能にとても良い影響が期待できちゃいます!
年齢が上がっても滑ることそのものを楽しめる時期が長いので良いこと尽くしですね。
ぜひご家庭に合ったジャングルジムを選んで、楽しく遊んでくださいね♪
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